寿司

えぇーっとここが噂のお寿司屋さんかぁ

早速入ってみるか！


大将「ヘイらっしゃい！こちらのお席へどうぞ！」


---色々旬の食材や高そうなネタがあってなかなかおいしそうだなぁ
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自分「大将！なかなか活きの良いネタ扱ってるね！まずはマグロちょうだい！」

大将「すいやせん旦那、今日はお題帳ということで出玉の部分、つまり味を決める事になるネタはお出しできないですよ。出せるのはこの・・・握った【シャリ】のみなんです」

自分「え！せっかくおいしいネタを食べられると思ったのに。そんなのは寿司じゃないし帰ります！」

大将「ちょっとおまちくだせぇ。旦那は普段からネタばかりを重視してシャリを疎かにしてませんかい？たしかにネタは一番大事な要素、それはわかるんですがぁ、シャリなくして寿司は成り立たないんですよ。試しに色んなお店のシャリ・・・見てみませんかい？」

自分「た、大将がそこまで言うなら・・・」

大将「ありがとうごぜぇます！では早速、この大手チェーンのシャリなんて、見てみますか・・・へいお待ち！」
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自分「あ、あれ？普段ネタで隠れているからよく見えてなかったけど・・・このシャリ、形は綺麗だけど全く一緒の形、分量に見えますね」

大将「旦那、よくお気づきで！この握ったシャリなんですが、全て機械で作った全自動のやつなんでさぁ。こいつで作ったのは非常に効率が良いんで。」

自分「ちょっと頂いてみますね。・・・・・・・・うーん悪くはないんだけど、なんていうか良くも悪くも同じで普通かな」

大将「そうなんですよ。良いも悪いも個性がない。ネタなんかは豪華なもん使ったりするんですがぁ、まぁ・・・面白くはない。これに対してこのシャリを是非旦那には食べて頂きたいでさぁ。今握りますんで食べてみてください」
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自分「ありがとうございます。見た目はさっきのよりきめ細やかでご飯の粒が立っている感じ、でもこれじゃあ持ち上げたら・・・・！！あれ、大丈夫なのか。ではちょっと頂いて・・・　これは！口の中でうまくほどけていく感じで酢の塩梅もちょうど良いですね」

大将「ありがとうごぜぇます。でもこの握ったシャリ・・・大手の物ではなくて、1個の潰れそうなお店のやつなんですよ？みんなネタにばっかり目がいって、本質がみえてねぇんだ。シャリが悪ければまたお店になんか来ようなんて私は思わない」

自分「たしかに。ネタばっかり目がいってて大事な部分を忘れていました。金太郎飴を切った様なサービスなんて来店理由なんかにはならない。このシャリのような人情を感じられるような接客、負けてもまた来ようなんて思える人と人との繋がりの温かさなんかが大事、そう感じました」

大将「それが分かれば、旦那も一人前だ！」



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という妄想をお題をみたときにしました。

私が通いたくなるホール、というか現在通っているホールは
お店に到着すればお店の方から挨拶に来てくださり、パチンコ以外の会話なんかも当たり前。お店の人が「使いすぎないでくださいね。」なんてことも言ってしまいます。

帰りもただ景品を渡すだけでなく世間話を交えつつお見送りまでしてくださる。お互い血の通った人間なのですから、全てにおいて事務的な作業なんかではつまらない。負けた後でも、「この店ならいいか、また来よう」なんて思ってしまう、そんなお店なんです。


そんな素晴らしいホールを大事にしながらこれからも通い続けます！（あれお題なんだったっけ

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