今でも覚えてるんだから「負け」なんだろうな。

もう何年前かも忘れたんだけど
スロプー時代に付き合ってた
彼女がいたんです。

彼女が朝帰りする時は
車で家に送ったその足で近くの
ホールに朝一から打ちにいっていた。

ある日のこと。

その日も彼女を送った後に
初見のホールに打ちに行く。

何気なく座ったのが…

「旋風の用心棒」（4号機）

小役が7連続で入賞したら
ボーナス確定！みたいな
ゲーム性だったかな。

通常時では到底無理な7連続入賞だけど
AT「旋風チャンス」に入れば
小役ナビが発生して強制的に
7連続入賞ができる仕様。

そんな用心棒に戦いを挑んだその日。
朝からATの入りが良好で
どう考えても設定6の挙動！

投資1本で約5000枚ほど
出たような記憶がある。

夕方になりその日は
そのまま彼女を迎えに行く。

「今日さ、あそこの〇〇〇で朝から打ってたんだけど1000円でめちゃくちゃ出たで！」

「え？家に帰らずあそこで今までずっと打ってたの？」

「うん」

そして彼女が一言。

「なんかさ…彼女が働いてるのに恥ずかしくないの？」

「…」


その日はそこで別れた。

今日はとことん弾丸をかわしたのに
たった一発の「言葉の弾丸」が
見事にココロを射抜いていった。

ああ…

かっこ悪いなぁ…

おそらくこれが俺の中である意味
「一番負けたストーリー」なんだと思う。

人生という意味でね。

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