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few lights till night
few lights till night

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さん
- 投稿日:2017/01/12 15:30
B-MAXの素晴らしさに気付けたのはここ最近のように思う。
4号機の頃から常にハズしをする側の赤7を狙って打っていた。
理由は簡単でBB中のJACが中段にテンパイした時の為に他らならない。
いや、それもあるが一番には小役を取りこぼすこと無く、フラグ察知を迅速に行うといった理由が挙げられる。
思い入れのあるリーチ目を挙げろと言われればやはりその付近のリーチ目がモワッと頭に湧いて出てくる。
B-MAXと言えばスイカ。
スイカはボーナス絵柄と言っても差し支えないほどにリーチ目に絡んでくる。
ボーナスと言うよりはスイカの並び型に注目した方が変則的に思われる出目も実際は強い法則に乗っかった出目である事に気付く。
スイカは中リールと右リールで取りこぼすので、スイカの取りこぼし〈た〉or ボーナスといった出目が多く存在した。
そしてこの出目の存在がゲーム性をよりスリリングにしていたように思う。
4号機からフリー打ちが推奨されていた本機だったが、当時の私はどうしても『取りこぼし』に対して肯定的になれなかった。
なぜなら勝利至上主義な時代、通常時の小役狙いを放棄する事は命綱無くして鉄骨を渡る様なものだから。
フリー打ち『しなかった』と言うよりは『出来なかった』が正解かな。
でも赤7小役狙いでも十二分に楽しく打てたし、今でも初代B-MAXは4号機屈指の名機として私の中で燦々と輝いている。
そして時が経ち、
アクロスAプロジェクト第2弾として再びホールで対峙した時もやはり私は赤7を左に狙っていた。
「600枚出ないビーマはビーマじゃねぇよ」
かつてのビーマ打ちは口々にそう吐き捨て寄り付きもしなかった。
5号機黎明期に去っていった人間からすれば最重要ポイントなんだろう。
打ち始めて数分後、携帯カメラのシャッターを切る自分がいた。
{Photo01}
もちろん狙って出した。
4号機時代はトイレ目としても活用していた単独スイカ右下がりテンパイ型。
5号機ビーマには自動停止が無いのでビシっと狙って右のズレ目を出してニッコリである。
※後に赤7・割れスイカ・赤爆弾のBIG重複確定の一枚役の並びである事を知る。
あれから2年と半月。
僕の写真フォルダは子供の写真に次いでB-MAXのリーチ目写真が多い。
日を追うごとに赤7付近の目は少なくなっていく、B-MAXで自由を得る過程を垣間見れる私の宝物コレクションだ。
最近ではド派手な取りこぼし目が出る青7付近が愛おしくてたまらない。
いや、それこそスイカが揃ってイラッとするほど。
1998年から続く赤7の呪縛から解放され、水を得た魚の様にフリー打ちしスベリに取りこぼしに一喜一憂する日々。
でもね、永遠なんて無かったんだ。
フリー打ちで君と過ごした時間はまるで
few lights till night
夜の帳は降りてしまったよ。
いつか来る別れ。
それは決して避けられぬ運命であり、それは近い予感はあった。
B-MAXが打てない喪失感はしばらくは続くだろう。
でもこの胸にあり続けるだろう。
few lights rise in
急かし出す格別の日まで
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