あの時。キングガルフ2

2009年 藤興（元 大東音響）

前作キングガルフと言えば泣く子も黙るバッキバキのう…


オホンっ！


と、いうか寝耳にウォーターとはこの事である。

亡き者と思っていた大東音響が藤興と名を変えひっそりと『男気！祭野郎‼︎』で復活していてこと…ではなく、第２弾でキングガルフ2なるバリバリその筋を期待しちゃう台をリリースしたこと…でもない。

岡山県に何故か大量導入され、その一部の店舗にあの有名ライター『ういち氏』が来店するというではありませんか‼︎

私の住む広島県はそりゃあもうその手は厳しくてですね、えぇ。
こう見えてもクソもないんですが、私、実はミーハーな人間でして。

当時、某雑誌の携帯サイトの会員になってましてこの情報をういち氏のコラムで知った時は舞い上がりましてね。

速攻で店舗を確認して、1人じゃあれだから何人かのスロ仲間にも声をかけて…


みたんですが、嫌々に1人だけ確保。
それもそのはず、来店する店はど田舎の田んぼの真ん中に突っ立った小規模なお店。

ラインナップも言わずもがなで、超がつく弱小店なら高速使って2時間もかけて行くバカがいるかよ‼︎ってな話でね。

台も台だし、そりゃあそうなるわけで。

更に来店する当の本人がG腰でリタイアとなり、急遽ガル僧氏にバトンタッチ。


同行人: で？どーすんの？行くの？
FLEA: ま、折角だし行ってみよーや‼︎

折角だから赤の扉を選んでみたぜ‼︎と某越前のようなノリでなんとか現地へと向かうも、その先でみた光景は忘れられないものとなった。


並びをしているのは我々だけ。
ガル僧氏は開店から少し遅れて来店するとのアナウンスがあったので、店も店だったんで私は低貸しのコーナーにあるディスクアップオルタナティブへパイルダーオン。

ガルフは5台導入されていたが、いつもは低貸しでジャグラーを打ってるんじゃないのか？って貴婦人に殿方が鎮座しています。


開店からしばらくして


ガ
ル
僧
氏、来店。


ガルフのコーナーでマイクパフォーマンスが始まりますが、そう、みんながみんな「ガル僧？だれそれ？」な方ばかり。

これにはコーナーの角で見てるこちらが胸を痛めましたね。
※サイン欲しくてタイミングを見計らってたの、あたし。


そんな中、同行人は同行人でパチンココーナーの初代慶次のコーナーで大はしゃぎ。


同行人「おい！FLEA！来てみろよ‼︎確変中に球が『減ります』って堂々と盤面にテプラで貼ってるんだけどぉ⁉︎ギャハハ！」

FLEA「いや、おめ、それマジかよ？って、これ減るじゃなくて『減りす』って…ぷ、プクク、減り、減りま、じゃなくて、減りすって、プクク」



我々「ギャハハハっ‼︎減りスー‼︎」



携帯でパシャパシャと写メり退店。
いや〜〜いいもん撮れたよ！と満足気な同行人。


そのまま倉敷により「マルぶ」のぶっかけうどんを食し、減りスー減りスー言いながら地元へと下道で4時間かけて帰ったのであった。



あの時。
僕がまだライターイベントってやつに憧れるだけのミーハー野郎だった頃。
その現実を見てゲンナリもしたし、それこそ来店するライターに同情すらもした。

売れない芸人のドサ回りにも似たそんな現場にこんなメジャーなライターさんでも行くんだなぁなんてね。


だからなのかな？
昔からの人は許せないのかなぁ、と。

ポッと出が、ボコスカと（有ることか無いことかは分かりませんが）好き勝手に言ってる事が。

良いも悪いも、まぁとにかくだ。
どっかの代表が噛みつきに行ってるのだけはどーかと思ったよ。

同じ穴のなんちゃらだろうがよ？
つーか、この団体、大丈夫か？って最近思うんだけど…


ま、いいや。
結局はだな、キングガルフ2は1Gも回さなかったってこと。

そして、今、酔ってるってこと。

藤興さんのリズムボーイを、僕は待ってる。

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