とある田舎の新装開店（グランドオープン）

相変わらず中小店の閉業が続いていますが、もちろん苦しい状況下でも何とか頑張っている中小店も多く存在しています。今回は、その中小店の一つにスポットをあてながら色々と語っていこうと思います。お付き合いのほど宜しくお願いします。


■■新装開店前■■
Ｇ県Ｔ市の東に存在していた中小店『Ｅ』
古くから地域に密着したカタチで営業を続けており、常連の憩いのホールとして愛されていました。しかし、スグ近くに全国展開している『Ｍ』が進出した為に客は激減。

20円スロットや4円パチンコを止め、低貸し専門店として再出発したところ、俄かに客が戻ってきたものの、相変わらず最新台は打てないし設備は古いまま。

県内外に数店舗あるチェーン店グループの古参ということもあって、他店のバックアップで延命しているような状態。当時の私から見ても「長続きはしないだろうな」と感じたほど。

そして今年の10月初旬。お店に張り紙が貼り出されました。

書いてあったのは『改装の知らせ』。

閉店ではなく改装という事ですが、改装と伝えておきながらも結局閉業してしまうホールもある為にブラフかどうかの見極めが必要でした。

店員に聞こうとしても既に店は閉まったまま。
仲の良い店員なんぞ居るわけもなく、情報を掴めないまま数日が経つと、早速ここパチやＰワの地域掲示板で本当に新装開店するという話が出てきたのです。

話から得られた情報は以下の通り。
・屋号を『Ｅ』からグループの名を冠した『Ａ』に変更
・店内はリフォームされる
・低貸し専門店


そして11月11日に満を持してグランドオープンとなりました。


■■新装開店当日■■
{Photo01}
仕事帰りに覗いてきたのですが、やはりグランドオープンというだけあって常にガラッガラだった駐車場は殆ど埋まっていて他県ナンバーも確認できました。

早速店内に入ると、大きなジャグ島が！
{Photo02}
しかしながら空き台やハマり台もチラホラと目立ち、グランドオープンにしては物足りないのでは？といった印象も受けました。

次に向かったのはトイレ。
照明とドア部分のリフォームだけの為、新装前と同じ狭いトイレでしたが、照明を変えたことで雰囲気は良くなったと感じましたね。

用を済ませて今度はパチンコ島へと移動。
いやー、一番変わったのは間違いなくココでしょう！

まず、500円と100しか使えなかったコインサンドが全撤去されてカードによる遊技が可能になりました。ドル箱も無くなっていて全て各台計数機で管理されています。

確かに設備は良くなりましたが、設置台に以前の名残であるレア台が数台残っていましてね。三洋の『ハイパー海物語INカリブ』やサミーの『CRデジハネチャングムの誓い』やマルホンの『銀と金２』など。

もしかしたら大好きだった常連さんの為に残してくれたのかな？と。
一方でスロットの古い台は番長２くらいで、割と新しい機種で構成されていました。


木製だった床も絨毯張りへと変更。
店自体は小さいのに絨毯が張られてるだけで大型店に来ている気分になってしまうこのニクさ。やるねえ。
{Photo03}

■■まとめ■■
老舗店のリフォーム後のグランドオープン初日ということもあって勢いは確かにありましたが、店が掲げている看板機種に空席が目立ったりと少しばかり今後が気になりました。

この先一週間、一ヶ月くらいは客付きも悪くないでしょうが、結局昔のままじゃねーか！という印象を与えてしまえば半年も経たずに元の過疎ホールへと戻ってしまうでしょう。

ただでさえ目と鼻の先に全国展開してる『Ｍ』があるわけですし。

このご時勢の中、老舗店をリフォームしてグランドオープンという英断が吉と出るか凶と出るかは分かりませんが、それでも行動に出たという点では私は賞賛に値すると思っています。
頑張って欲しいものです。

以上、地方の新装開店話でした。ではでは。

0