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あの時。アレックス
あの時。アレックス

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さん
- 投稿日:2017/10/18 22:09
1998年
パチスロの規制緩和に伴う拡大解釈により産み出された大量獲得機に、新スペックとして搭載が採用されたCT機。
その設定6はエクストラ設定と呼ばれ(マンクラCTがフル攻略で140%)、スロッター万人の夢であった『万枚』が絵に描いた餅で無く現実味を帯びたものになったのだ。
1998年とはスロッターにとっては非常にセンセーショナルな年だったのである。
その翌年にデビューを飾ったのがアレックス。
販売は1998年にユニバーサル販売から社名を"A to Z"なんでもアルゼに変えた現ユニバーサルエンターテインメントのARUZEである。
そのARUZEのシンボルキャラ(※ARUZEのARは始祖鳥のアーケオプテリクスから)であるAREXがモチーフになっており、アルゼの力の入れ込み具合は筐体を見ただけでも伝わってくる。
スペックはユニバーサル王道の技術介入系A400タイプ。
ゲーム性はThunder Vから始まった予告音とリール消灯、フラッシュを用いたユニバーサル系チャンス告知の集大成を謳っており、非常に充実したものになっていた。
そんなアレックスの当時のユーザー評価なんですが、ぶっちゃけ『いまいち』といった評価だったように思う。
前述した大量獲得機やCT機といった新しい風に対してどうしても見劣りしてしまう純A400といったスペック。
それこそA400タイプなら1年先輩の大HIT機種「花火」がまだまだ現役の頃である。
当時の攻略雑誌の評価も冷ややかだった。
「総合的には高いクオリティを持つも、突き抜けた感が無い」
B-MAXと恐らく開発時期は一緒なんでしょうけど、後発となった為に『リール配列が流用された』と取られる節もあったし、目新しい演出としては変則消灯のみ。
そして何よりも花火と比べて小役回収打法が面倒だった。
私個人としてはちまちまと小役を回収するのは嫌いじゃない方だったので苦にはならなかったが、羽羽鳥の一枚役にブドウを確実にフォローするには花火やVERSUSのように右リールをフリー打ちするわけにはいかず、左の停止型により右リールを狙う必要があった。
一手間かける事で『フラッシュ→小役非成立=ボーナス』に確信が持てる。
これが超キモティーんですが、どうもマイノリティ側だったみたいっす。
あとはリプレイ外しにビタ押しを要するライン(中段・下段)があり、VERSUSや花火よりも難易度が上がってました。
ま、私はそれを『やりごたえ』としてとれる程の技術は既に持っていましたけどね、えぇ。
いや、ま、下段はJAC中から準備目を作ってましたけども(テヘペロ)
同時期デビューがCT機の快作アステカで、次にデビューを控えるのが怪物『大花火』であることからもアレックスのデビューの間の悪さが見てとれる。
また鳥類シリーズで括られる節があり、さもクランキーコンドルの延長上にあるといった書き方を見受けるが、私個人としては後にデビューするグランシエルも含めて関係無く、独立した作品だと思っています。
あの時。
『大量獲得機』に『CT機』が紙面の巻頭を華やかに飾り始めた頃。
技術介入要素はスロットには『ありきもの』となり、そのパイオニアであるユニバーサル販売、もといARUZE一強の時代がこれからやって来るのである。
万人に優しい完全告知ランプで有名なあのメーカーですらその潮流に飲まれてしまう。
もう言っちゃいますが北電子さんのキング オブ ザ タイガーにメキシカンCTっすね。
これより、技術介入有りきの時代にスロットは突入していくのです。
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