- パチセブントップ
- コミュニティ
- パチ7自由帳トップ|ブログコミュニティ
- コラム(ブログ)詳細
自分にしか書けない文章がある
自分にしか書けない文章がある

-
さん
- 投稿日:2017/07/23 23:10
時代遅れのスロッターがまた昔話をしますよ。
まぁお題帳のテーマに沿えば私がそうなるのは致し方なしなのですけど
私がパチスロに出会ったのはもういつの頃だったか…年号が昭和から平成にちょうど変わった年だと言えば分かりやすいですかね(笑)
人口10000人にも満たない小さな町の小さなホール『パーラー銀玉』
羽根モノ20台(安来名人、ウチのポチ、ビッグシューター、ビッグベンが各5台)
セブン機20台(奥村10台、大一10台何れもドットのセブン機という事しか記憶にはない)
1発台10台(当時怖くて触ってない)
スロット10台
僅か60台しかないパーラーで少年ジローはパチンコとパチスロのいろはを学ぶのです。
最初に触れたパチスロ
バルテックの2号機【JUMP】
JUMPと書かれた黒いBIG図柄、的(マト)のようなREG図柄。HOPはリンゴ、STEPはレモン図柄でシングルボーナス。本機は両ボーナスとシングルボーナスの集中を搭載したA-Cタイプという分類でした。
シングルボーナスがHOP、STEPと連続で揃い続け、やがてJUMP(BIG)に繋がるという仕組み。まぁ必ずJUMPする訳では無くHOP、STEP、STEP、HOP…ちーん。のパターンも(笑)
注意しなくてはいけないのが、シングルボーナスの集中が継続してる間にBIGが成立してもすぐ揃えたらいけないんです。シングル集中がパンクしてしまうから。まぁ、当時高校生の私が知らない知識でしたが(もう時効ですよね)
少年時代にいきなりこんな香ばしい台を初打ちしてしまうもんだから、そりゃパチスロにどっぷりハマりますよね。これは運命です(笑)
私が2番目にハマった台。今でも語り継がれる伝説の名機パル工業の1.5号機【ニューペガサス】
見たこともないテロテロのシャツの袖からチラチラ見え隠れする、風呂に入っても消えない模様を背負ったオジサンや、今では天然記念物に指定されてるかもしれないパンチという髪型の方々が占拠するニューペガサスのシマ
何も知らない若者が決して立ち入ってはいけない領域にそれはありました。
でも直感的に感じたんですよね。この台は絶対に面白い!と
JUMPとは違う店で違うパチスロを見たせいか、とても新鮮な気持ちだったのを憶えています。
常連の方々は皆、白い手袋をして逆打ちをしている
指が無いのを隠したいのだろうと思っていたが、どうやらそうではないらしい(笑)
小役をワザとハズしてコインを台に飲み込ませる作業をスムーズに行う為に手袋をしていたのですね。
知らない方のために簡単に説明いたしますと、このニューペガサスという台はコインの吸い込み天井が許されていた時代の台なのです。
ある一定のコインを台に投入することでボーナスフラグが成立するという、今では考えられない仕様。『天井』というパチスロ用語はもう30年以上も前に存在したのです。
設定/テーブル(数値はIN枚数)
A B C D
設定1 1~100 1~300 251~900 851~1600
設定2 1~100 1~400 351~950 901~1600
設定3 1~100 1~400 351~950 801~1600
設定4 1~100 1~400 351~850 801~1700
設定5 1~100 1~300 251~850 801~1200
設定6 1~100 1~250 201~400 351~550
設定毎に各テーブルの振り分けの割合が違います。設定が高いほどテーブルCやDの選択率が低いって事ですね。
設定6だと最大IN枚数が550枚。つまり11000円突っ込めば必ずボーナスが当たります。1700枚吸い込んだ時に『あ、設定4だな』と推測出来たり…まぁ、あまり経験したくはないですけどw
この台が面白いのは仮に規定IN枚数に到達してボーナスフラグが成立しても、ボーナスを揃えるまでに小役などを揃えてしまいIN枚数が少し戻ってしまった時はいくら内部でフラグが成立していてもボーナスを揃えることが出来ず、規定IN枚数まではコインを飲み込ませないといけない所です。
昔の呼び出しランプなんて回転数、大当たり回数表示が無かったですから、皆さん隣のIN枚数、はたまたシマにいる全員の投入金額まで計算しながら自分の台を遊技するなんてツワモノもいらっしゃいました。ホントですよ?(笑)
私が台の仕様を覚えるまでには相当時間が掛かりました。少ないお小遣いやバイト代は授業料として怖いオジサンたちに献上されていたワケです。
誰も教えてくれない、知る情報すらない。こんな歯がゆい事はありません。
とにかく上手に周りを観察、そして常連のお客さんに愛想振りまいて気に入られる努力、缶コーヒーの賄賂(笑)人懐っこい性格はこんな所で活きていました。
それでも教えてもらったのは
コイン吸い込みの台であること
だけです。
逆から打つのは小役をワザとハズす為になんてのは自分で盗んで学びました。もちろんリーチ目も
7枚、8枚交換が主流の時代、このニューペガサスという台は設定4とか5は簡単に掴めました。なぜならその設定でも平気で負けるからです。
お客さんは自力で高設定を掴み、それを確信しながら遊技して負けて帰る。それでも打つのはとにかく面白いし連チャンの楽しさがあるから。設定低くてもテーブル選択率に恵まれさえすれば爆連も体験できます。
お店もプロを飼い慣らすのが上手でした。プロも勝ちすぎすひっそりと柳の下に隠れるように
私が高校を卒業する頃にはすっかり怖いオジサンたちも顔馴染み。自分が辞めるからと設定6を譲ってくれたりするほどに。まぁハマって馬蹴られ、ハマって馬蹴られ(REG)で爆死しましたけどね…
私はこの台でほとんど勝ったことはありません
でも1度足りともムカついたり、荒れ狂う事はありませんでした。負けることは悔しかったですがね。
大げさかもですが、負けることすら楽しかった。とにかく大好きな機種でした。
最近でもスロゲーセンなどで見掛けると必ず座る【ニューペガサス】
ゲームセンターオオネさんでも打ちました
{Photo01}
タイトル画像提供の友人もコイツに魅せられた方。ニューペガには何かとご縁がありますね
久しぶりにオルゴール調のノクターン、聴きたくなりました
保存していた動画でも開きますかね
0
さんの
共有する
コメントを送る
パチ7自由帳月間賞│特集記事
パチ7自由帳ランキング
ランキングはありません。