社会人２年生Mさんを暴く！①

「仕事をしながらでも勝っている人」もいる。社会人デビューして間もない会社員Mさんの「勝っている理由」を暴きます。彼のシビア過ぎる立ち回りを真似できればきっと勝てます。私（編集部員）は無理で~す。

鈴虫「今回のほぼ週刊勝利人のゲストは、会社員のMさんです。早速ですが、パチスロ歴と年齢をお願いします」

Mさん「23歳です。パチスロ歴は5年ですね。パチンコも打ちますが、基本はパチスロですね」

鈴虫「会社勤めということは土日や仕事帰りがメインですか。ちなみに収支のほうは？」

Mさん「今年はプラス40万ぐらいですね。打つ日は仕事帰りは打たないんで、休みの土日になります」

鈴虫「打てる日が限られていてプラス収支で、さらに40万は上出来ですよね。土日に毎日コインを拾い歩いてるんですか？ 」

Mさん「いえ、朝イチから宵越し天井狙いをするんです。前日の夜にスマホでホールのデータが見れるサービスを活用して、各台のハマリゲーム数を調べておくんです」

鈴虫「仕事中にですか？」

Mさん「いえ、帰宅してからですよ。それで何台か狙い台を決めておいて、朝イチは一番おいしい台を打つっていうスタイルですね」

鈴虫「ホールのデータが見れるって、怪しい情報でも見れるんですか？」

Mさん「ホールに行かなくても出玉情報がすべて見れるんです。差枚数とか、閉店時のヤメゲーム数が見られるんです。その情報を活用して、、宵越し狙いに適した台を打ちます」

鈴虫「えっ？　僕の知っているホールは大半が全台リセットだから、それができるなんてうらやましい」

Mさん「もちろん、すべてが据え置きってわけではなくリセット台もありますが、必ずしも全台というわけではないので。あと、バジⅡのように設定変更をしてもゲーム数がクリアされない台も中にはありますよね。そういった台を狙っていきます」

鈴虫「でも、朝からその立ち回りだとパチスロを長く打てないですよね。会社勤めの方は休日に好きな台を長く打って勝ちたいっていうイメージがあるんですけど」

Mさん「勝つためにはしょうがないですよね。朝イチ台でATやARTを引いたら基本は即ヤメで、そこからは宵越し台が残っていれば打ちますし、前日のハマリゲーム数を知っているので、少し回された台が天井に近づいていたりゾーン中だったりすることもあるので、そこからは別の立ち回りをします。たとえば前日300ハマリの台が本日300ハマっていたら600ですよね。機種によっては打てる台もあります」

鈴虫「ゾーンや天井に対する意識が強い現代の若者っぽい立ち回りですね。その立ち回りは急にひらめいたんですか？」

Mさん「以前までは普通に打って負けてたんですよ。で、友達と話し合ってどうにかして勝ちたいと、それからいろいろ調べるようになって、このような立ち回りに至った感じですね。じつは、ひとり友達がいて、彼と一緒に立ち回ってるんですよ。ノリ打ちすることも多くて、前日に狙い台を決めて、抽選の順番によって自分はあっち、友達はあっちの台と決めて打ちますね」 」

鈴虫「23歳ってことは、少し前まで学生ですよね。時間のある学生のころに負けてて、就職してからしっかり立ち回るなんてめずらしいパターン」

Mさん「働いてからはなおさら負けたくない気持ちが強くなりましたね」

鈴虫「わからなくもない。仕事して給料もらって、そのぶんをパチスロで溶かすのは納得いかないだろうし。性格の問題なのかな。ちなみに、高設定狙いはまったくしないんですか」

Mさん「しないです。天井とゾーン狙いで、それも宵越しがメインだから言い換えれば低設定の据え置き狙いじゃないですか。設定は上げてくれるな、むしろ低設定のままであってくれって思ってます。ですから、旧イベント日など高設定台というか、設定変更台が多くなってしまう日と土日が重なってしまうのはイヤですね」

鈴虫「普通は打てる日と旧イベントが重なったら喜ぶとこなんですけどね…。ちなみに、リセット台は打たない？」

Mさん「打ちません」

鈴虫「宵越し天井狙いがメインですもんね。相反する立ち回りは絶対にしないと。仮にゾーン狙いなどがヒットして、AT消化中になんらかの高設定を示す挙動があっても打ち続けたりしないんですか？」

Mさん「打ちませんね。小役を数えたりしないし、高設定確定演出が出たら別ですけど、とにかく取りきったら即ヤメして次の候補台に移動します」

鈴虫「ブレないなぁ。自分なんかは長く打つ理由がほしいから、少しでも良さげな挙動をしたら打ち続けちゃう。パチスロを長く打ちたい気持ちはないんですか？」

Mさん「それはありますよ。でも、当っているところを打ちたいんですよ。天井狙いだったら当りは体験できますし、そこから事故が起きる可能性もあるじゃないですか。ゾーン狙いや天井狙いも何台か打てば時間的に多く打ってますから、パチスロに触れている時間は多いほうだと思いますよ」

鈴虫「完全なパチスロサイボーグだと思っていたけど、スロッターとしての心もあるんですね。当ってるところを打ちたいのは少し贅沢ですけどね。ちなみに、一緒に行動している友人の方もサラリーマンなんですか？」

Mさん「いえ、彼は公務員試験に向けて今は勉強中です。自由にパチスロを打てる環境ですね」

鈴虫「彼の将来が少しだけ不安なんですけど…」

「いやぁ、よくやるよなぁ」というのが本音。彼は５号機世代だから気にならないというか無関係だとは思うが、４号機を知っている人間からすると「期待値数百円」をよく追えるなぁ、と。脱帽です。
でもこういったガチ勢がホールに増えると凄く嫌ですよね（笑）。隣とかで「１枚掛けあべしチェック」やられたり、やめた瞬間台を確保されたりって凹みますよね。
最低限の知識は頭に入れて、ガチ勢が入り込む隙をなくしましょう！ね、みなさん！
ちなみにMさんは平日の帰宅は日を跨ぐか跨がないかという時間帯がデフォルトらしい。頑張れ社会人！