諸積ゲンズブールさんを暴く！②

鈴虫「前回は基本的に諸ゲンの立ち回り、ホールの選び方などを中心に話を聞いてきたわけだけど、今回は他の要素について聞いてみようか。まず、ゾーン狙いについてどう思う？」

諸ゲン「僕は高設定狙いがメインなので、積極的なゾーン狙いはしないですね」

鈴虫「今の若いプレイヤーってゾーン狙いや天井狙いがメインにしていることが多いよね。そこだけ打っていれば勝てる、勝ちやすいっていうのが浸透しちゃってる」

諸ゲン「たしかに僕も打つ台がなくて、ホールを歩いてて目の前にゾーン中の台があったら打ちますけど、それを狙うために待ったり、ホールを何店も移動したりすることはしないですね」

鈴虫「はっきりと目に見える期待値は追いたくないだ。キミの性格とは真逆だね。じゃあ、仮に高設定が打てるとしたらボーナスタイプじゃなくて爆発力があるAT機を打つの？」

諸ゲン「高設定がわかってるなんて非現実的ですよ。ボーナスタイプは決して嫌いではありませんが、低設定だとわかったときに勝ち逃げができないじゃないですか」

鈴虫「その気持ちはわかる。AT中に設定推測のサンプルが採れる台は5000枚出たけど、低設定っぽいからヤメようっていう判断ができるときもあるよね。でも、ボーナスタイプだと低設定だと気づいたときはまず負けてる。まあ、おれの場合はリスクを避けたいからそれでも別に構わないけど」

諸ゲン「あと、これといっておもしろいボーナスタイプがないっていうのが打たない理由ですかね。基本的に過去の台のリメイクじゃないですか。似たような台ばかりで進化しているとは思えないんですよ。もちろん、嫌いってわけじゃないんですけど」

鈴虫「そうだよね。懐かしいって感覚だけで、新しいゲーム性を堪能するドキドキ感はないよね。それに高設定が入っている気がしないんだよなあ」

諸ゲン「ジャグやハナハナならともかく1台しか設置がない台に高設定が積極的に入るかって言ったら難しいですよね。ボーナスタイプが好きな人にはきつい状況かも」

鈴虫「台の好き嫌いは立ち回りの技術でもなんでもなくて、好みの問題だからね。この台を打ったほうがいいよと、具体的なアドバイスはできないけど、できるだけホールのメイン機種を打ったほうがいいかな。台数がいっぱいあると人気機種は稼働が見込めて、そのぶん高設定も使いやすい」

諸ゲン「山が好きか海が好きかの違いであって、強制するものではないですからね」

鈴虫「そうだよ。きのこの山が好きか、たけのこの里が好きかは好みだから。クランキーコレクションが好きだっていいじゃない」

諸ゲン「クランキーって進化という点では違いますよね。ベテランのスロッターによくある特徴で、過去を美化するところがあって、昔はよかったみたいなことを言う人が多すぎるんですよ。AT機にもリメイク機はありますが、そっちになると否定的な意見が出たりする。たとえば、今の獣王もアツいポイントがいっぱいあるんです。でも、昔のイメージに取り憑かれている人はそこが見えなかったりするんですよ」

鈴虫「ちょっと暑苦しいけど、言いたいことはわかるよ」

諸ゲン「メーカーもユーザーの反応にびびることなく、どんどん挑戦してほしいんですよね。北斗転生は、あれだけのシリーズをよく別のゲーム性に変更しましたよね。結果、ヒットしたわけですから、挑戦なくして2014年にヒット機種は生まれませんよ」

鈴虫「良台が出てホールが盛り上がってくれないと、設定も入らなくなるしね」

諸ゲン「どんな時代になっても高設定を打って勝つスタイルは変わりませんから、まずは設定が入らないと話にならないし、前号でも話しましたが、勝つには高設定がある優良ホールに行くのが勝つための最低条件です」

総括
パチスロ必勝ガイドの若きホープとして活躍する諸積ゲンズブールさんは、前号でもお伝えしたように、好きな機種で勝ちを目指すスタイル。遊技機として、さらにお金が絡む遊びとしてこれほど贅沢なスタイルはないと思うわけだが、結果を残しているのも事実。 それを実践するにはホール選びを最重要視して、最低限の努力を怠らない。理想を求めるならば、それなりの代償が必要ということだろう。イケメンで爽やかでパチスロも上手、私としては天がニ物を与えたことに嫉妬を隠せないが 、諸ゲン君のこれからのさらなる活躍に期待したい。