最終回のゲストは一体!?①

これまで長くも短くもない連載期間で、さらにいえば微妙なポジションを保っていた「ほぼ、週刊勝利人」もいよいよ最終回を迎える。

最後はフィナーレにふさわしいスペシャルゲストをお迎えした。


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編集O「最終回のゲストは、これまでインタビュアーだった鈴虫君さんです」


鈴虫「よろしくお願いします。ミステリー小説的な展開ですね」


編集O「鈴虫君さんってぶっちゃけ、勝ってるんですか？」


鈴虫「それは『鈴虫君さん』って呼ばれるより腹の立つ質問ですね。仮に18歳から本格的に打ち始めたとして、かれこれ10年以上になりますが、年間で負けたのは1回だけです。むしろ、その1回があるのが恥ずかしいぐらいです」


編集O「負けた年は何が起きたんですか？」


鈴虫「ライターになって2年目で、仕事とプライベートで打てる時間の両立というのでしょうか、それがうまくいかなくなったというか、少し趣味打ちに走ってしまったのは確かです」


編集O「機種でいうと4号機の終わりぐらいですかね」


鈴虫「そうですね。5号機が出始めた4号機末期の少し手前ぐらいだったと思います」


編集O「それ以外の年ではかなり勝ち越していたと」


鈴虫「いえ、ライターになってから数年は、まだ打てる日も多かったしイベントもありましたから、パチスロでプラス100ぐらいを目指してました。収支でいえば、僕のピークは19歳だったはずです。最近は勝っているというより『負けてない』といったほうが正解です」


編集O「ちなみに、19歳ぐらいの収支はどれくらいなんですか？」


鈴虫「べつに威張れるほどじゃないですが、500ぐらいですかね。今なら多く聞こえるかもしれませんが、当時は年間1000ぐらい勝つプレイヤーはごろごろいましたよ」


編集O「その収支を叩きだすのにどれくらいの稼働が必要なんですか？」


鈴虫「それこそ月に30日打ったときもありますし、平均でいえば25、26日ぐらいは打ってましたね。ちょうど、爆裂AT機が席巻していたあたりなんですが、それにはほとんど目を向けず、花火、大花火を打ってました」


編集O「技術介入機バリバリのころじゃないですか。じゃあ、打ち始めたころから目押しは完璧だったんですね」


鈴虫「BARを店員さんに押してもらってましたよ」


編集O「のちのライターさんですよね？　それはひどい」


鈴虫「そうやって、苦い経験を積んで今があるんですよ」


編集O「パチスロを打ち始めたときって、仕様がわからないじゃないですか。今みたいにネットも普及してないし、雑誌ぐらいが頼りですよね」


鈴虫「それこそ、のちにライターとして雇ってもらえるパチスロ必勝ガイドをコンビニで手に取ったのがきかっけですね。当時は、お酒やタバコを買う感覚のように大人になった気分で内容もよくわからず読んでました」


編集O「意外に勉強するタイプなんですね」


鈴虫「他人に意外っていわれると腹が立ちますけど、たしかに意外というか、普段は飽き性のくせに、好きなことに対しては調べるタイプでした。新台なんかも、すぐに飛びつかず、ある程度は数値が揃ってから打つスタイルですね」


編集O「ウチの編集部員に聞かせてやりたい」


鈴虫「性格的な問題だと思いますよ。びびりなんですよ。リスクが嫌いというか、立ち回りに関してもそうですけど、おもいきって攻めるべき場面でも引いちゃうこともありますし。だから、年間で大きく勝てないんでしょうね」


編集O「立ち回りに関しては後編で聞くとして、自分がインタビューされる気分はどうですか？」


鈴虫「改めて思うのは、自分ってあまり勝ってないなって。人に教えられることなんてないなって思ってます」


編集O「そんなこと言わないでくださいよ。今後、新しい企画が始まる予定なんですから…」


鈴虫「えっ…？」


これまでインタビュアーを務めてきた鈴虫君へのインタビューという、斬新な最終回の前編は、鈴虫君の過去を簡単に振り返った。後編では現在の立ち回りなどを中心に話を進めていきたいが、新たにスタートする新企画とは…。次回、乞うご期待！　

最終回というのに今更鈴虫君プロフィールを確認してみました。
思うところは多くあるが、写真を見て頂きたい。　・・・見ましたか？ ではもう一度見てください。

これほど突っ込みどころのある写真はそうそうお目にかかれない。
ホスト、なのかな？ 意識していたのは。

ただし普段スーツなんか着ない彼が着ている、という状況を鑑みれば、面接でやってきて、そのまま撮影って流れになったことが予想できる。
人見知りで恥ずかしがり屋な彼がこんな浮かれたポーズをその状況でぶちかました、と考えると全てが許せる。 がんばったね、と。

ガイドさんのサイトに行くと、他にもライターさんのプロフィールを確認可能。
暇つぶしとしては上質な時間を過ごせる。
さぁいってらっしゃい！