番外編といいながら、またもや負けている人「Ｏさん」前編

【編集部より】
本来「ほぼ週刊勝利人」は勝っている人の立ち回りなどを鈴虫君がインタビューを通して暴き、それをパチ７ユーザーの皆様にお伝えする、という主旨のコンテンツである。
だが番外編としてお届けした前回、我々は衝撃を受けた。そこには勝つことをあきらめた、負けることを前提としつつも打ち続ける漢達の姿があったからだ。
彼らの生態をもっと知りたい。彼らの生態を知ることで、同じ考えの方たちに影響を与えられるのではないか？という考えにいたり、またしても負けている方に登場してもらった。
しかし登場した人物は我々が思う以上にダメなユーザーだった。。。

パチ7編集部が連れてくるクズ人間はモンスター級である。前回、それが証明されたわけだが、負けている人へのインタビューが好評だったので、本来の企画を一切無視して、今回も負け組のモンスター、Oさんを招集した。Oさんはかつて、パチンコ関連の編集プロダクションに勤めていた経歴があるとのことで知識や立ち回りに疑問はないはずだが、果たして…。



「月に平均10万円は負けていますね」

鈴虫「経歴を聞くかぎり、あまり負けるような方とは思えないのですが、負けエピソードとかあるんですか？」

O「初めてデータ取りに行ったときに13万負けたんです。海の桜MAXだったんですが、1000ハマって単発、また1000ハマって2連で終了です。最近では北斗6で8連したんですけど、16ラウンドが一回とか」

鈴虫「あっ、ツイてない、不幸な方なんですね」

O「そうなんですかねぇ。オカルトですけど、とにかく僕の右隣りが出るんですよ。だから、友達とパチンコ打つときは右に座らせます」

鈴虫「いい人じゃないですか」

O「一人で打つときは基本的に右カドに座ります。右に人がいなければ出されることもないじゃないですか」

鈴虫「核心をつきますけど、収支はどれくらいですか？」

O「月に平均10万は負けてますね。アプリを見れば収支はわかります。去年は150万ぐらいの負けですね」

鈴虫「えっ？　収支をつけてるんですか？」

O「つけてますよ。自分がどれくらい負けてるのか把握できるので」

鈴虫「収支表ってそういう目的じゃない気がするんですけど」

O「あと、月末までに10万負けてたとしたら、あと10万取り戻せばチャラかって、いい目標になりますね」

鈴虫「仮に3ヶ月続いたら平均30万負けになるじゃないですか。そのときの月末は30万取り返してやろうって思うんですか？」

O「いえ、一旦リセットして、その月のぶんを取り戻すようにします」

鈴虫「ハハハ。メンタルが強いのか弱いのかわかりませんよ。かねてから僕は負けている人ほど収支をつけるべきだと提唱していて、それを見て戒めになるんだと思っていたんですが、特に効果はないようですね。ありがとうございます。ちなみに、ホール選びはどうしてます？」


ホールは徒歩20秒の本当に回らないお店

O「基本的にパチンコをメインに打つんですが、家から徒歩20秒ぐらいのとこですね。本当に回んないですよ。自分でもわかってて二度と行かないって思うんですけど、仕事帰りに寄っちゃうんですよね。かれこれ今の家には8年ぐらい住んでいるんですけど、毎年負けてます」

鈴虫「行きつけのホールに1000万ぐらい落としてるわけですね。怖い、怖い」

O「とにかく打ちたくてしょうがないんですよね。一時期、病気みたいなときがありまして夜の10時30分から打ち始めたこともあります」

鈴虫「なにがしたいんですか。当らなかったら数千円負けるし、当っても取りきれないって考えないんですかね」

O「とにかくハンドルを握りたかったんですよねぇ…。一度、牙狼で魔戒チャンスに入ったところで閉店したこともありました。打ちたい気持ちを抑えられなかったんでしょうね…」

鈴虫「あの、あまり言いたくないんですけど、Oさんって重度の依存症なのでは？」

O「わかっているんですけど、やめられないんですよね」

鈴虫「過去に調子がよかったことってあるんですか？ たとえば先月とか」

O「記憶に残っているのは8年前ですかね」

鈴虫「あっ、そうですか…」


～前編を終えての感想～
今回の負け組モンスターOさんの話を聞くかぎり、わざと負けているのではと思った。負けて納得しているような、そんな気持ちが伝わってきて話しているのが途中で怖くなってきたのである。ただ、Oさんの勢いはまだまだ終わらない。モンスターは後編も加速し続ける。