『純増2.3枚（エピソード・ボーナスを含む）』の表記は絶対に認めない。

パチ7自由帳をご覧の皆様、初めまして。

前置きは要らないと思いますので、サクッと本題へ。

パチンコ・パチスロが大好きな皆様は『優良誤認表示』という言葉をご存知でしょうか？

『優良誤認表示』を簡単に説明するならば、景品表示法において

（1）実際のモノよりも、著しく優良であると示すもの
（2）事実に相違して競争関係にある事業者に係るものよりも著しく優良であると示すもの

上記のような表示により、不当に顧客を誘引し

一般消費者による、自主的かつ合理的な選択を阻害するおそれがあると認められる、表示を禁止しています。

商品・サービスの品質を、実際よりも優れていると偽って宣伝したり、競争業者が販売する商品・サービスよりも特に優れているわけではないのに、あたかも優れているかのように偽って宣伝する行為が優良誤認表示に該当します。

ごめんなさい。

ここまで、本当に分かりづらいですよね。具体的にパチスロ業界に当てはめてみましょう。

某エンターライズさんの最新台『バイオハザード6』。

『ART純増枚数2.3枚（ボーナス・エピソード含む）』

ん？

（ボーナス・エピソード含む）

ボーナスとはエイダボーナス（ART中はエクストラボーナス）の事を、エピソードは1話27Gのクロスオーバー・エピソード（擬似ボーナス）を指していると思われます。

なんだこれ？と素直に思ってしまいました。

あまりにも、わかりにくい表示をしていませんか？

ちなみに公式では『純増枚数2.3枚』の表記はありますが、『1Gあたりの』という言葉や表示は使っていません。

『バイオハザード6』が初めてではなく、以前もボーナスを含む純増枚数を表示していた機種がありました。

どうしてART1Gあたりの正確な純増枚数を出さないのでしょうか？

計算をして表示することは絶対に可能です。

というのも、パチスロユーザーは昨今のAT機・ART機について『1Gあたりの純増枚数』を情報として当然に受け取っています。

当然、メーカーが発行した（と思われる）機種の小冊子やホールにも表示があります。

ユーザーが求めているのは、『正確な分かりやすい情報』であって、いくら1/1024のボーナスと重いものでも

A+ART機種が、純増枚数について(ボーナス・エピソード含む)という表記を取るのは、いかがなものでしょうか。

メーカーは多くの規制の中で、新しく面白い機種を作ったりユーザーを楽しませてくれているという事実は素直に賞賛に値すると思いますが

あたかもユーザーに誤認を生じさせるような表記をとる事には、私は反対です。

手計算で恐縮ですが、私が計算した『バイオハザード6』のART1Gあたりのリアル純増は『1.7～1.9枚』です。

対して同時期に導入された『エヴァンゲリヲン～希望の槍～』は『ART純増1.5枚』。ボーナスを含めた計算など、当然している訳がありません。もちろんいわゆる新基準適合スペックです。

業界一丸で『遊技人口回復』を謳ってファンフェスタなどの行動をするのは結構な事と思いますが

『ART純増枚数2.3枚（ボーナス・エピソード含む）』はあまりにもユーザーに対して

パチスロメーカー・業界の不誠実さが出ている表現ではありませんか？

特化ゾーンや新しい液晶演出に力を入れるのは大いに結構。

勝った人間は「神台！」負けた人間は「クソ台！」そう言われてしまうのがパチスロ台の宿命。

ただ、私はユーザーにとって不誠実な表示をする機種は

自分のお金を使って打つ気持ちにはなりません。

導入を見送ったホールさんもあると聞きます。

純増詐欺だろ！と声高に叫ぶユーザーさんもいます。

撮影許可が厳しいから困る、というライターさんもいます。

私はそういった声に同調するわけではなく

パチスロを愛する人間として、打ち手を裏切るような行為をするメーカーの機種を黙って見過ごす事は絶対にできない、というだけの話です。

ユーザー離れが深刻化しているこの時期に、まだ同じ過ちを繰り返すんでしょうか？

関係ないけど、こちとら今年も半年で80万負けてんだよ。

パチスロ台の良いところ・ダメな所はイッパイ見てきました。

パチンコ・パチスロ業界は社会的なイメージが良いものではありません。

ですが、私は自分が大好きなパチンコ・パチスロを大好きと言いたい。

自分が面白くないと思う部分を、面白くないと言いたいんです。

それだけの理由で書かせていただきました。

以上です。

長々とすいませんでしたm(_ _)m

また何か書きます。

法律の話、いらなかったですね。

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