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俺とPLAY BOY

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俺とPLAY BOY

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さん
投稿日:2017/02/03 22:00

2016年8月某日。俺は池袋にいた。


最寄りの駅から電車に揺られること2時間。乗り換えを数回行い、やっとの思いで辿り着いたのは、千葉の田舎者には眩しすぎる程ギラついた街だった。


理由のない恐怖に身を竦める。ボーッと突っ立っていたら何時何時カラーギャングの抗争に巻き込まれるかわからない。取り敢えず絡まれたらダラーズ舐めんじゃねぇで乗り切ろう。そう心に決め、歩みを進める。


危険を押して目指すのは、緑の豆のあのお店。
一目見かけたその日から、恋い焦がれて幾星霜。
はるばる来たぜ池袋。愛しいあの娘に出会うため。

歌っていただきましょう。

曲は山佐で「PLAY BOY」
Limited Editionでどうぞ。



初めて彼女を知ったのはネットの動画だった。界隈では知らぬ者のいないグリンピース池袋東口店。その二階は「スロット横丁」と銘打たれ、過去の名機が軒を連ねる聖地となっている。


そこの店長であるどくまむし氏が設置されている名機を打ちながら紹介していく「ガ珍古グリンピース」の過去回がオススメ欄にあったのがきっかけだった。


動画が始まり暫く経ち、台の全体像が明らかになる。その日の台は山佐の「PLAY BOY Limited Edition」。なんて可愛らしい台なんだと胸がときめいた。丸みを帯びた台枠の上部に、一筆書きでも描けそうな愛くるしい兎が描かれており、白く柔らかい光を放っている。首に締めた蝶ネクタイもキュートだ。リールの始動音も優しい、包み込むような音をしている。



台に釘付けになっていると、どくまむし氏が中段チェリーからボーナスを射止める。1G後に告知を出すため敢えて外すと、台の左から「キュピーーン」という音とともに一筋の光が打ち上がる。中段に黒7を揃えるとBrithey SpearsのTOXICが流れ出す。



なんてお洒落な台なんだ…。あまりの衝撃に打ち震えている間に二度目のボーナスが訪れる。停止音の違和感から第三停止後に、今度は少し溜めて光が打ち上がる。
赤7を下段に揃えMadonnaのLIKE A VIRGINが流れ出す。全てが洗練されていた。



その日から、PLAY BOYに心を鷲掴みにされた日々を過ごすことになった。一刻でも早く打ちに行きたい。しかし、なかなかタイミングが合わず打ちに行けない。運良く絶好に暇な日ができても金欠で行けない。そもそも池袋まで行くの少し面倒くさい。


運命の悪戯に翻弄され、実現しなかった逢瀬の時は、不意に訪れる。日程、軍資金、モチベーション、全てが完全に合致した日、俺は池袋を訪れた。東口を出て、逸る気持ちを抑えながら歩みを進める。辿り着いたグリンピース池袋東口店の二階は、まるで遊園地のようだった。あれも打ちたい、これも打ってみたい。ワクワクして堪らない。


店内をたっぷり2周して、テンションが上がりきった俺の前に、彼女は悠然と佇んでいた。動画とまるで変わらぬ美しさに放心する。やっと会えたね…そう心の中で呟き、打ち始める。始動音を聴くたび、リールを止めるたび、停止する出目を見るたびに、やっとPLAY BOYを打つことができたという喜びが胸に押し寄せてくる。当たりは早く、最初の千円で来た。心を掴まれたあの日と同じように、祝福の光が花火のように打ち上がる。今日此処に来て良かった。万感の思いでBIGを揃える。赤7を斜めに揃え、Material Girlが流れる。幸せだった。



ふと上を見ると、中押しがオススメとして紹介されていた。中押しが楽しい台はもれなく名機だ。早速試してみる。中リール中段に白7を狙い、ブドウが上段に揃えば重複確定。シンプルだが熱くなれる、好みの打ち方だ。順押しでも楽しい。中押しでも熱い。すっかりPLAY BOYの虜になっていた。


様々な違和感告知も俺を楽しませてくれた。停止音の女性ボイスや無音など、おっ?と思った次ゲームでキュピーーンと光が放たれる。快感とはまさにこのことだ。



その日から、足繁く池袋に通うことになった。片道二時間超の道程も、PLAY BOYを思えばなんのその。遠い地で待つ恋人に会いに行くかのような心持ちで、彼女に会いに行く日々だった。



けれど彼女は人気者。ようやく辿り着いても別の男に取られていることもしばしばだった。


それでもいいさ。君が空くまでボトムズでも打って待ってるからさ…。空いたら、束の間の逢瀬を楽しもう…。またあの、燦然と放たれる光で俺を魅了してくれ…。

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さんの

※本記事はユーザー投稿コンテンツです。

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