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観てきたから書く!

パチンコ演劇『運と命』を見た感想をお願いします! | コラム

観てきたから書く!

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さん
投稿日:2016/08/30 15:37

今回のパチンコ演劇という試み。

恐らく演劇史上初だと思うし、よくぞパチンコというドラマにしにくい題材を1つの作品に仕上げてくれたなぁと。

そこは本当に凄いし、勇気ある事だし演劇という実は非常に効率、採算性の悪い所で果敢に取り組んでくれたパチ7と劇団た組。さんには、この様な貴重な舞台を見せてくれて本当に、本当にありがとうございました!お疲れ様でした!と心からお礼を言います。


凄い事ですよ。

前例が無いんですから。

パチンコメーカーが協賛して開演前に新台のPV が流れている劇場なんて有り得ないです。


だからこそパチンコ業界と演劇が接点を持つ貴重な第一歩として私は今回の公演、非常に意義のある事だったと思います。


恐らくパチンコを知らない演劇ファン、役者さんファンも観に来てたでしょう。

そして演劇を知らないパチンコファンも今回の舞台がきっかけで初観劇という方もいらっしゃるでしょう。


それってとても素敵な事です!

別にそれきっかけでハマってくれとは言わない。

ただ、こういう世界もあるんですよ。

と知って貰うのが大事なんです。


さて、そんな今回の舞台。


私は楽日の昼公演を観てきました!


えー、今回の舞台を観て

面白かった!

泣けた!

素晴らしかった!


という方は、ここで読むのを止めた方がいいかもしれません。




私は今回の試みが素晴らしかったというのは間違いのないのですが。


パチンコ演劇としてはどうか?

そもそも演劇としてのクォリティはどうかとなると残念ながら評価は低いです。


15年ほど色んな舞台を観てきて今回の舞台。

私の生涯ワースト二位に輝いてしまいました。


なので、ここから辛辣な言葉が続きます。

本当はそれらをやんわりと翻訳したいのですが、どうやら私の中の感情がそれを許さないようで。

まずですね、何をもってのパチンコ演劇だったのか。

今作は脚本と演出が別々でしたが、どちらもパチンコろくに知らないでしょと。

1、2回ちょろっとパチ屋に行ってなんとなく書いたでしょと。

んで、そんな本に対してなんとなく演出加えたでしょと。

これが元々劇団た組。さんの公演に協賛としてパチ7さんがいる位ならまだしも、堂々とパチンコ演劇を名乗ってしまった。

これが良くない。


冠にパチンコと付ける位ならしっかりとパチンコ業界、パチンコ屋の雰囲気を調べてから取り組めと。


とにかくパチンコ屋のリアリティが無い。

上手下手に実機を置いてあるのに。

せっかくわざわざ実機まで置いてあるのにそこで展開されるパチ屋シーンには全くリアリティが無い。


だとしたら、こちらはどういうスタンスで観るべきなのか。

え?パチンコ屋の店長、店員、コーヒーレディさんも同じ服なの?

インカムも無いの?

コーヒーレディが仕事して無いときに店長が変わりにコーヒー配ってるってどういう事?

一杯100円て安くない?
え、大して客の来ないホールの話だよね。
コーヒーレディいらなくね?

ていうか、コーヒーレディは派遣じゃね?

どうでもいい事かもしれない。

そんなコメディ調の舞台にリアリティ求めるなよ、と思われるかもしれない。


ただ、舞台に実機を置く程のリアリティを演出しながら、じゃ後はスルーで、にはならないのよ。

パチ屋のリアリティが無いシーンはそれだけじゃない。

朝、店長が出勤してくる。

後からホールスタッフ、コーヒーレディが出勤してくる。

どうやら開店前。

暫くしてからバイト希望の役者が入ってくる。


え?お前どっから入ってきた?

開店してんの?

どうやら開店してない。

じゃ、どっから入ってきた?

になるのよ。

基本、裏口から社員やバイトが入ってくるでしょ。


それをどうやら正面から入ってきたバイト希望の役者。

なんかね、雑なんです。

色々と。


店長が開店して煽りマイクをするシーンがある。


店長だよ。

煽りマイクをする時にカンペを見ながらするのね。


なんで暗記してないの?

店長だろ。

しかも開店煽りマイクの時にBGM は一切無し。

なんだその静寂に包まれたホールは。


店長がどうやら駄目キャラなのは設定としてまぁいい。

情緒不安定なキャラというのは全く定着していなかったが。


変わりに出来るキャラとしてのホールスタッフも実は酷い。


初心者のお客さんにどこを打つの?と聞かれるシーンがある。

初心者さんは分からなくて当然だ。


で、その出来るキャラの説明が

「この穴を狙ってください」

恐らくスタートチャッカーの事だろう。


あのね、そこを狙うのにはどこを打てばいいのかって話なのよ。


出来るキャラならまずはブッコミというか、ここら辺を狙って打つとここに入りますよというべきではないのか。

いきなり

「この穴を狙ってください」

は無いだろ。

どんだけお前も初心者なのかと。


ちょっと話を舞台前半に戻します。

冒頭はパチンコ屋にいる神様達の話から始まる。


勝負の神様、貧乏神、笑いの神様、トイレの神様(最後多分、笑い所ですよ)が何でかはしらないけどいるんですよ。


まぁ、そのパチ屋を盛り上げたいかなんでしょうね。


何でかは知らない。


そこを盛り上げたら神様的にどうなるのか全く分かりませんが、とにかくいるんですよ。

んで、そこに新しい神様達が派遣されてくるんです。


んで、対立の構造が生まれるんです。


元々居座っていた神様達では力不足だから私達が来たとかどうとか。


この冒頭の神様の自己紹介から対立構造まで約一時間もある。



長い。


全く中身の無い無駄なやり取りにひたすら付き合わされます。


観ていてどうでもいいんですよ。

どっちの神様達がやろうが。

だって、なんの感情移入も無いんだもの双方に。


そして恐ろしいのが、このひたすら長い神様達のシーンに流れている曲がずーっと同じ曲。


約一時間、多少の音の無い時もあったけど基本同じ曲がずーっと流れている。


こんな雑で乱暴な演出があるだろうか。


音響さん、どう思っていたのかしら。

そもそも、音響、照明の仕事も雑。


舞台の使い方も雑。


花道とかあるのに全く使わない。

役者陣は前に出ないで奥に引っ込んだ所でやたら芝居をしている。


批判ばかりしているとアレなので提言もします。


花道とかの使い方とかもっとあったんじゃないかと。


先ほど例に揚げたバイト希望の役者が来るシーンで店長が面接するシーンがあるのね。

それがパチンコ台に囲まれたいわゆるホール内で面接しちゃうのよ。

そこは事務所だろ。

ホール内で面接なんかするか?



なので、明かりを落として椅子もって花道辺りで面接するシーンをすれば観ている側もとりあえず移動したのね。そこはホール内ではなく事務所的な場所なのねと想像しますよ。

なんだろう、観ている側にも多少の想像させる余地はあっていいんです。

やたら説明的になったりするよりは、後はお客さんの想像に任せていいんです。

もちろん、大事なシーンはお客さんに投げちゃ駄目ですけど!


更に花道を使うとすれば中盤からの常連客の紹介。


紹介の下りだけでいいからそこは花道出てきてもいいんじゃない?


とりあえず今から始まるシーンの主役はこの人です!がはっきりと分かる。



そして最後、セツコさんのシーン。

彼女が痴ほう症を患ってそれでも打つシーンは完全に花道の最前で一人座らせてピンスポ当てる位の事はしてほしかった!


花道の最前で一人座って打つ事によって疎外感、孤独感、痴ほう症による周りが見えていない感が出るってものなのに。


舞台、照明の使い方によって色んな見せ方が出来る筈なのに、ことごとくしない。


これはアレですか?


~今回は演劇というよりコメディなので軽めに演出しているんです~的な事ですかね。


だとしたら。


だとしたらですよ。

私の観た回ではコメディとしての作品は完全に失敗ですよ。


~演劇としての堅苦しさを抜いて笑ってくれればいいんです。~

だとしたら本当に失敗でしょ。


前半の無駄に長い神様のやり取りでお客さんの笑いは付き合い笑いから次第に失笑、苦笑になり後半では劇場内から一切の笑いが消えてましたから。


私の観た回ではそうでした。


もう、私のじゃなくてそこにいたお客さんの反応が全てですよ。


ひたすら滑っていく。

コメディでもなんでもない。


明らかに力量不足な演者がアドリブで面白い事をしようとして滑っていく。



これね、聞いたんです終演後に。

笑いの神様役の人に。


どうやら物語のベースは台本だけど笑い、ボケのシーンはやはりアドリブというかその人任せらしいんです。

それを聞いて安心というかやはりと思っていたのでその笑いの神様役の人に言ったのですが

~稽古場でウケたからといって客前でウケる訳では絶対に無いんです~

とても共感してくれました。




稽古場は周りにいる役者仲間やスタッフさんはある意味、身内だからどうしても優しくなるし雰囲気を上げようとして無理に笑いが起きたりするんです。


でも板の上は違うんです。


なんか、もしかしたらですよ。

これは推測なのですが。


今回の舞台。

もしかしたら脚本が出来上がって、稽古段階でいう所の本読み、立ち稽古の時点で色々と破綻していたのではないかと。

脚本家さんと演出家さんの間でちゃんとしたやり取りが出来て無かったんではないかと。

その混沌さが役者さん達にも伝わってバラバラな演技になってしまったのかと。

これは私の勝手な推測ですから、そんな事を言うんじゃないと思われるかもしれません。

でもですね、やはり観ていて演出不足なのは拭えないんですよ。


後半の役者さん達の立ち位置。

何人かはそこに居なくていいよ。

いる意味が分からないし、そもそも演技が顔だけの演技になっている。


身体全体を使ってない。

なんとなく表情を作ってるだけ。

だから観ていて躍動感は無いし、舞台上がごちゃごちゃしているしで、今この人の話をしているんですよ、のフォーカスが合わせにくい。


うーん、青年団というか平田オリザさん的な演出ですか?

舞台上に色んな人がいるけど、それらは別々に個々の芝居をしていく、なので観ている側は終始どこを観ていいのか分からなくなる、的な。


だけどちゃんとしてるもん。
結果面白いもの平田さんの舞台は。


話を戻します。


何故、こんなに色々と中途半端で雑になってしまったのか。


やはり演出がパチンコを分かってない。


もうこれに突きます。


パチンコを絡めた台詞、笑いが分からないから、役者さんにどうでもいいアドリブ的台詞で埋めている訳でしょ。


パチンコを分かってないと思った点でもう1つ。


これは本当に大丈夫?と驚愕したんですけど。


今回の舞台、実際のパチンコメーカーさんが幾つか協賛されてます。

素晴らしい事です。

京楽さん、KPE ・高砂さん、サミーさん、大都技研さん。

凄いですよね。

そんな中でセツコさんがAKBしか打たないオタク役の人に言った台詞

「海物語とかも面白いよ」

まさかの協賛してないメーカー出てきた!


それは駄目でしょ。

協賛しているメーカーに媚びろとは言わない。

ただライバル社の製品を言うって。


これは配慮が無さすぎだし、結果パチンコを何も分かってない。


スロットだって出てきた機種名は
「ジャグラー」

だけですよ。

おい!

それは駄目だよ!

この台詞は多分アドリブでは無いと思うんです。

台本通りかと。

誰か止められなかったのか?


なので、本当に雑。

何がしたかったんだろう。


あ、思い出したのでもう1つ。


これはストーリー的な事なんですけど、常連客のエピソードで大工さんだったかな、その人の奥さんが死神に取りつかれて結果死んじゃうってのがあるんです。

まぁ、そりゃ死神ですし。

それを運命だと言えばそうなんでしょう。

だから大工さんの奥さんに死神が着いた時は、まぁしょうがないよね的な流れだったのね。


だけどセツコさんに取りついた時に何の神様か忘れたけど、それは止めてくれないかとお願いする台詞があったのよ。


何?その差は。


なんとなく良い人に不幸を被せて、ほら可哀想でしょ。泣けるでしょ的なあまりにもチープな展開。


ただ、斬新だなぁと感心したのは

~負ける事によって運を貯める~

この解釈は良かった!


パチンコでの勝ち負けしかない局面にグッと深みを持たせたいい台詞でした。


まぁ冷静に考えて、大事な人が生死をさ迷ってる時に理由はどうあれパチンコするか?って話だけど、そこはいいのよ!


パチンコ演劇だもの!

パチンコに何らかの意味を持たせないと!

色々と強引だけど私はそこだけは好きでした。


その後の悲しくも美しい音楽が流れてきての

~あ、携帯の着信音だ~


一同ずっこける。


うん、台無しだ。


誰も笑ってないぞ。


いや、よく演劇でも映画でもいいんですが観ている人の感情を激しく揺さぶるジェットコースター的な展開なんて言い方があるんですよ。


泣かせ所や笑い所が目一杯盛り込んでいるようなタイプね。


それはそれでいいんです。

その構成が成功していれば。

明らかに今作は裏目。


そんなお客さん置いてきぼり状態でエンディングへ。


母と息子が並んでパチンコを打つ。

夕日が差し込んでくる。

蝉の声が聴こえてくる。


え?このパチ屋はパチンコ台は外に置いてあるんですか?


そして朗らかに歌われる「日曜日よりの使者」


なんで?


その歌が好きだ、とかいう伏線あったっけ?

本当に何がしたかったのか。


何を見せたかったのか。


ただ、色々と言いましたけど今回のパチンコ演劇。

立ち上げてから公演まで来たのは本当に凄い事です。


私は次もやってほしい!


ただ、その時はパチンコに理解ある人に作ってほしい。


舞台上でパチンコ屋のリアリティを出すのが大変なら設定を変えればいい。


例えばシーンが行われるのは

パチンコ屋の社員食堂とか。

休憩室になるとバイトと社員があまり接点無くなるので、社員食堂ならバイトから店長までそこに来る訳ですよ。


あ、これは私が昔いたパチ屋がそうだったんです。


で、バイト同士の会話や、社員同士の会話から見えてくる常連客の感じとか近隣にあるライバル店がどうとかでそれなりのリアリティを出せるんだと思います。


そんな一軒のパチ屋の社員食堂から始まる、あんな話こんな話。

会話劇で進めるから舞台は食堂の雰囲気だけでいい。


パチンコの話だけだとパチンコを知らない人は付いていけるか?という点なら、一人パチンコをあまり知らずにバイトで入ってきた新人を中心に回せばいい。


まぁ、専門的な単語が出たとしても、それが分からなくてもストーリーに差し支えなければ大丈夫だと思うんです。


落語とかでも今では使われない単語とか出てきます。

でも長文解釈で考えれば後々にその単語の意味とかが分かってくるんです。


古典落語で有名な「芝浜」の冒頭の台詞。

「あんた、かしにいっておくれよ。」


何?とおもいますけど後の会話のやり取りでそれが仕事という意味が分かってきます。


なので、パチンコを知らない人に対しても本筋に影響がなければ台詞に

「ひねり打ち」

「万枚」

「マツヤ商会」

とか入れても大丈夫なんですよ。

「マツヤ商会」は言い過ぎました(笑)。


とにかく、色々と可能性はあるので懲りずにまたやって欲しい!


今回、色んな事を得たと思います。

批判も多かったでしょう。


でも、それは次も期待してるからなんです。


私はそうです。


おそらく、今回の自由張に苦言を書かれた方もそうだと思います。


本当につまんなかったら書かないです。

もう、なんなら無かった事にして次回の公演があっても来ないでしょう。

今回の試みは本当に面白かったんです。


また次も観たいんです。


やって欲しいんです。


だから、うーん全ての批判を受け入れる必要は無いですが多少は参考にして頂いて次に繋げて欲しいんです。


今回だけで終わったら、私は

「あぁ、失敗だったのね。」

と思っちゃいますよ。


そう思われたくなかったら次もやれ!

私は心底そう願って止まないのです。

長文にお付き合い頂きありがとうございました。

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