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どんな台よりキミは美しい
どんな台よりキミは美しい

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さん
- 投稿日:2016/06/21 16:25
初めて出会ったのは九州、熊本でした。
当時パチスロデビューして間もない大学生はAT機の色目押しくらいしか出来ず小さな液晶を見て一喜一憂しているだけだった。
当然リーチ目なんて知らない。確定画面でも揃えられない、リプ外しも出来ない…A400タイプなのに360枚で終わる、正直勝ち負け以外に面白いと思わず付き合いで打ってるだけでした。
ある日ホールに行くとそこには見たことのない台が導入されていました。
当時アルゼ(現ユニバ)はリールの下に液晶があり、サミーは台の上部に液晶か右にドット液晶、ヤマサ、平和も右に小さい液晶が付いているのが普通だったのにその台は違った。
リールに覆い被さるように液晶が付いていた…
打ち始めると美しいオレンジ色の演出が瞬く間に心を奪っていった。
リールと液晶が複合して私を魅了していく。
単純にリーチ目表通りのリーチ目ではなくリール上に擬似ボーナス図柄が浮き上がるとリーチ目を形成したり、はたまた小役予告をキレイに外したり…いきなり告知なんてパターン…
私は夢中になった。
夢中になればなるほど目押しが上手くなりたくなった。沢山のリーチ目を見たくなった。一度のボーナスをなるべく延命させたくなった。
そしてリプレイ外しを練習し始めた。
カップルで打ってる男が下手くそな目押しを見てニヤニヤクスクスと笑っていた。
それでも打った。上手くなりたかった。
数ヶ月して私はまぐれではないリプレイ外しが出来た。
「その周辺をなんとなく押して外した」のではなく「狙って外した」のだ。
嬉しかった、今思えばどうってことのない2コマ外しなのだが…気持ち良かった。
しかし数ヶ月もすると他の新台に客は流れていた。
別れが近づいていた。
長く付き合っていたお陰で発表されている全ての演出を見る事が出来ていた。
感無量だ。
技術の進歩は速い物で斬新だった液晶は過去の物になっていた。
ある日ホールに行くと、黙って私の前から消えていた……
おそらくこの台に出会わなければパチスロを続けていなかったのかもしれない。
それほどまでに打ち込んだ台でした。
先日5号機で後継機の発表がありました。
喜びと共に前作は絶対に超える事がないんだろうという悲しみが同居しました。
それでもまた打つでしょう。
彼?に会いに…
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