Aタイプ？ ノーマル？

元同僚であるＴ君が

「ハナビやジャグみたいにボーナスしかない機種を、Ａタイプと呼ぶ奴らが許せない」

と憤っていた。Ｔ君曰く

「ボーナスだけの機種は全て、ノーマルと呼ぶべき！」

だそうである。まったく、暑苦しい奴だ。確かに５号機のBIGは、正確にはAタイプではないけどさ。

自分は元スロ雑誌の編集ではあるけども、この手の用語に関してはかなり無頓着というか、寛容である。DDT打法だろうがKKK打法だろうが、ましてや地引き網打法だろうが、相手に通じればそれでいいじゃん、と。

Ｔ君「いやいや、Aタイプと呼んでいいのは４号機までなんです。それを５号機世代のガキが、何も知らずにAタイプとかホザきやがって…」
自分「ふーん。ところでキミの大好きなハナビは、メーカーが『Aプロジェクト』と銘打ってるんだけど」
Ｔ君「えっ。それはまあ、そうですが」
自分「それと２号機世代の俺に言わせると、ノーマルって言葉には『裏モノではない』って意味もあるんだよね。まっ、４号機世代のお子ちゃまは、知らないだろうけど？」
Ｔ君「ぐぬぬ…」

勝った。これぞ年の功、まさに完全勝利である。言葉は生き物と言うけれど、ましてや専門用語なんて人それぞれの解釈があるし、時代と共に変化するもの。揚げ足取ってイチャモンつけるとか、くだらないと思うのですよ。

Ｔ君「でも俺、どうしても『フリー打ち』だけは馴染めないんですよね…」
自分「あぁ、確かに。それだけは、今も昔も」
二人「オヤジ打ちw」

リアルなオッサンになった今こそ、守っていきたい。オヤジ打ちという言葉を…。

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