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スロ好きジジイとババアの成れの果て
スロ好きジジイとババアの成れの果て

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さん
- 投稿日:2017/07/23 01:17
とある日の会社帰り。
嫁に帰るコール(死語)をすると、胸踊るメールを受信した。
嫁「近所で打ってる。終わらん」
貯金「ほう、寄るわ」
というわけで、閉店2時間前のホールへ。
店内を探すと、バラエティーの「修羅の刻」でドル箱3つを積む嫁の姿が。
ATの残りゲーム数から、まだまだ終わりそうもない。
さて、どうするか。
いや、考えるまでもなく、ここはノーマル機でひと勝負だろう。
というわけで、嫁の隣にあるサンダーVリボルトに座り、おもむろに打ち出す自分。
データから低設定であることは明白だが、まあ甘い機種だから何とかなるだろ。
経験上、このような「嫁待ち勝負」はいつも負けており、隣の嫁も怪訝な表情。
言葉は出さずとも、「お前、ほどほどにしとけや」というオーラがビシバシである。
ほどなくして、自分の台にチャンス到来。
予告音から2消灯、中段にスイカがテンパった。
隣の嫁も空気を察し、手を止めてこちらを見ている。
「どっせい!」
掛け声と共に右ボタンをネジり込むと、中段にスイカが揃う。嫁は「あちゃ~」という表情。
{Photo01}
ここで自分、内心ニヤリ。
最高にドヤりながら、ストップボタンから手を離す。
貯金「実は左のスイカ、ダミー絵柄だからリーチ目なんだよ~ん」
嫁「へぇ~、0枚役ってこと⁉」
貯金「ぶはっ、0枚役て。久々に聞いたわ」
嫁「えっ、そう?」
貯金「完全に死語だね。ババアの証やで」
嫁「うっさい、ジジイ!」
ちなみに、自分と嫁は同い年である。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
そして閉店。
ドル箱5つを流す嫁の隣で、自分は白眼を剥いてうなだれていた。
嫁「あーあ、時間があれば万枚だったのに。で、いくら負けた?」
貯金「……2万ちょい」
嫁「ったく、言わんこっちゃない…」
貯金「おごってくだちい」
嫁「は?」
貯金「夕飯、おごってくだちい」
嫁「GANTZか! 居酒屋でも行く?」
貯金「あい~」
独身だった頃。
夫婦で連れ打ちなんて、アホの極みだと思っていた。
だから結婚するならパチ&スロとは無縁の人にしよう。そう思っていた。
でも、2万負けたのに居酒屋で美味い酒を飲んでいる今。
これはこれで幸せなんだろうなぁ、と思うのでありました。
おしまい。
って、ノロケかよ!
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